ふしぎなえ

『ふしぎなえ』

安野光雅 作

福音館書店

 

 

幼稚園のころ、絵本を持ち帰る日は、私はとても嬉しそうにしていたそうです。

紫地に花かごの刺繍が入った、大人っぽい絵本バッグが自慢だったのは、よく覚えています。

「この絵本、好きだ」と自覚した最初の絵本は、

安野光雅さんの『ふしぎなえ』

これを、どこで見ていたかというと、町内のお寺でした。

公園などありませんでしたし、低学年の子どもが気兼ねなく集まれるのがお寺でした。

お寺のこじんまりとして手入れの行き届いた庭の花や飛び交う蝶を眺めたり、

みんなで、だるまさんがころんだをしたり、ただ、ゴロゴロしたり

時々、「仏様に足向けたらあかんよ」とたしなめられたり、

花祭りの飾り付けのお手伝いをさせてもらったこともありました。

お寺にはピアノがあって、週に1〜2度、きれいな先生が来てピアノ教室になりました。

私は、別のところで習っていたので、その時間は、お寺の本を読んで過ごしました。

お釈迦様の誕生、とかなんとかいう本に混じって『ふしぎなえ』がありました。

見れば見るほど、不思議な絵です。

何度も何度も、ページをめくりました。

そのうち、境内のどこかに、とんがり帽子の小人がひそんでるんじゃないかと、

庭の草花の根元を、じっと目を凝らして待ってたりしました。

学年が上がると、徐々に絵本よりも文字の多い本を読むようになり、

スポーツに夢中になって、本から離れた時期もありました。

ただ、何か絵を描こうとした時に、頭に思い浮かぶのは『ふしぎなえ』。

高校生の時に、お小遣いで『ふしぎなえ』を買いました。

自分で買った、最初の絵本だったと思います。

大学は美大を受験して、面接で「絵本作家になりたいです」と言ってました。

絵本作家にはなりませんでしたが、絵本屋になります。

「この絵本、好きだ」と言っていたいのだと思います。

『ふしぎなえ』を好きになって以来、ずっと。

ただ、もう、大人なので小人が現れるのを待ったりしてません。

隠れているのをおどかさないようにしています。
ですから、お行儀があんまりな子には「あかんよ」と、たしなめるかもしれません。

ウィンドウの飾り付けのお手伝いを頼むかもしれません。

そんな感じの絵本屋になりますが、よろしければお立ち寄りくださいませ。

コメント
はじめまして。^^

赤ちゃんとのおうち時間も楽しめる伏見のべビーマッサージ:前川と申します。

伏見いきいき市民活動センターのFacebookページからくまがいさまのブログに辿り着きました(^^)

こどもが生まれてから絵本がだいすきになり、素敵な絵本やさんに巡り会えないかなと思っておりました!

本日、ちょうど息子も休みなので、行かせて頂きたいと思います(*´∇`)

よろしくお願いいたします(^-^)
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